何故太陽光発電所を建設する気になったのか?
 それは日本エコシステム社からの1本のPR電話から始まった。それまで、漠然とソーラー発電のことは考えていたが、なまじ花咲爺は電気工学出身のため、太陽電池による光電変換は効率があまり良くないという観念と、結構高価な代物だというネガティブなイメージしか持ち合わせていなかった。このことは現在も変わっていないと思われるが、なぜ太陽光発電所を建設する気に成ったのか? それは日本エコシステム社の営業、宇賀氏の熱心な薦めによることと、Naturalistを自認する花咲爺であること、また、きょうび、お金を銀行に預けておいても利子はゼロに近い値であるのに比べ、太陽電池に投資すれば、太陽の光から数%の利子が貰える」と考えられたからでもあった。

 また、あらゆる生物は太陽に生かされている。日本人の心の底には太陽信仰があるが、その意味で非常に意味のあることである。 太陽をエネルギー源とみたとき、一番見事にそれが結晶したものは石油である。石油は太陽光が何億年という時間分、蓄積したものと考えることが出来る。 一方、現在の太陽光発電は太陽エネルギーの実時間利用と考えることができる。今回の太陽光発電所の建設は、花咲爺の「太陽信仰の一環」と考えてください。花の栽培も太陽信仰と言えなくも無い。
The motivation to decide to install the solar power sation is Hanasakajii's religious nature to the sun.

Ecological Energyについて
 
太陽エネルギー利用の環境保全型のエネルギーとして、太陽熱直接利用や太陽光発電、風力発電が有名で、家庭の庭先でも低出力のものが利用できるようになった。独断と偏見で論評すれば、太陽エネルギーの実時間利用としては水を太陽熱で温める温水システムが一番効率が良いと考えられる。しかし、お湯ができても、風呂とか、お茶に利用するくらいで、太陽エネルギーが電気エネルギーに変換された場合の多様性を考えるとき、勝負にはならないのであって、やはりなんと言っても太陽光発電だ」という事に成る。
 それでは風力発電はどうであろうか。日本の太平洋岸は概して風力は弱いと考えられる。これは住民としての長年そこに住んでいる実感である。風が弱いということは住宅地としては絶好なのであり、コンスタントに風が欲しい風力発電と住宅地とはあまり相性は良くない。おまけに、風力発電機は羽が風を切る音が出るので、ますます住宅地に大容量のものは望ましくない」と言える。しかし、太陽電池発電でも大きな屋根の上を全部占有して設置するのだから、風力発電も、弱い風でも小電力を発電する発電機を複数設置して全体で望む容量の電力を得る方法があるが、分割損もでるし、コスト高にもなりかねず、いずれにしても風が弱い住宅地は風力発電との相性はあまり良くない。その点、太陽光発電は完全無騒音であり、環境保全度は高いし、住宅地は太陽光がさんさんと照るところが選ばれているのでエネルギー源の心配はない。
The solar cell as it is noiseless system will be the best ecological power generator we can install on the roof of our house.

太陽光発電システムの経済性から見た位置づけ
 太陽光発電システムは安いものでは無いと言えるであろう。年々安くなってきたとは言え、キロワットあたり、工事費含め一声80万円はする。このシステムは、余剰電力を電力会社に売ることを前提として、発電された直流電力を電灯船に繋ぐための(系統運転)高品質の交流電力に変換する機能をもつので、系統運転機能を持たせない風力発電システムより若干割高かもしれない。そのかわり、蓄電機能は持っていない。これが案外知られていないが、東京電力の場合、我々が電力会社から買う単価と同じ単価で余剰電力を買ってもらえるのである。電力の単価は昼間の電力が高いので、昼間あまり使わない家庭では、昼間に余剰電力が出やすく、これを高い単価で買ってもらえるのでこのことを称して、太陽から利子をもらえると上で述べたのである。この金額はざっと1ヶ月で、4キロワットシステムの場合、7−8,000円くらいである。このほか、太陽電池パネルを屋根に乗せた結果、屋内の断熱効果が高まって、冷暖房費が若干少なくなる、屋根が長持ちする、などの副次効果などを勘案して、年間10万円が稼ぎ出される」と考えられる。320万円の投資で、年間10万円が帰ってくるとすれば、約3%の利回り」と考えても良い。しかし、320万円を稼ぐには30年かかることも事実で、また、30年後に現金が320万円戻ってくるわけでもないので、投資とも違う。しかし、耐用年数は30年ばかりでは無いので、30年経ったあとは、電気代は完全にただになる。したがって、花咲爺のように、あと30年も利用できないであろう人より、若い人に導入を薦めたいのである。しかし、住宅を建て替えたりする場合は、若干工事費はかかるが、屋根から降ろして新居に乗せかえることができる。
なお、太陽光発電には、キロワットあたり10万円の政府助成金が支給されるが、この制度は2002年度末で打ち切られることが決まっているので、ここでは詳述しない。この決定は、太陽電池の技術開発による単価の低減が進んだためで、今後この助成金は電力会社に渡されて、エコエネルギーを買い取る際の単価の維持、向上の原資として使われるとのことである。
Because that the generated power is purchased by the electricity company, we can get some money from the Sun.
1、はじめに
花咲太陽光電力発電所