以上東京電力のホームページから抜粋させていただきました。


自然エネルギーの利用

自然エネルギーによる発電方式は、自然条件によって発電電力量が左右されること、エネルギー密度が低いことなどの問題から、
基幹となる電源として期待することは困難です。しかし、化石燃料の使用削減につながる発電方式であるため、その特性に応じて
開発導入や普及支援に積極的に取り組んでいます。

(1)開発・導入

風力発電

 近年、技術開発や機器の大型化などに伴い、風況などの条件が良ければ比較的安いコストでの発電が可能となり電力の質も
安定してきました。
 2000年3月から当社八丈島風力発電所(出力500kW)が営業運転を開始しています。今後も運転実績データを分析・評価し、増設や
他地域での設置の可能性、将来的な事業性について検討します。

地熱発電

 地熱発電は地下深部にある高温高圧熱水のエネルギーを利用する発電方式です。
 当社は、1999年3月より八丈島で3,300kWの地熱発電を運転しており、2001年度は1,818万kWhの発電実績を得ました。また、
発電所の排熱は地元の温室団地に供給されています。

太陽光発電

 当社事業所など57ヵ所(合計出力709kW)に太陽光発電設備を設置し、各種データを収集しています。























八丈島風力発電所                        ■太陽光発電設備の設置状況



(2)普及支援                                  ■余剰電力購入量の推移


余剰電力の購入

 自然エネルギー発電設備からの余剰電力を積極的に
購入しています。太陽光・風力発電設備については当社
の電力量料金単価と同額で購入するとともに、風力発電に
ついては、長期かつ安定的に購入する事業用風力メニュー
も設定しています。
 また、2001年度から定格出力合計2,000kW以上の風力
発電設備からの電力購入については入札制度を導入しました。
 なお、いわゆる新エネルギーである燃料電池の余剰電力も
購入しています。2001年度は、4ヵ所
のお客さま設備から799MWhの余剰電力を購入しました。



グリーン電力制度

 自然エネルギー普及支援の一環として、お客さまの寄付か
らなる「グリーン電力基金」、企業・団体の自然エネルギー利用
を支援する「グリーン電力証書システム」を始めています。