20030316の日経夕刊に、東京都老人総合研究所所長白澤貞二さんの表記論説が載っている。長寿を望むなら、筋力、免疫力、骨量維持に加え、脳への刺激維持が重要とある。この4つの要素は互いに影響しあうので、どの一つが欠けても人間はジリ貧になって老化が加速すると思う。現役時代はいやおうなしに会社に通い、厳しい仕事が待っているので筋力、骨量、脳刺激の維持には特に注意する必要は無く、せいぜい免疫力が落ちないように努力すれば、健康な生活が約束される。しかし、人間リタイヤーしたあとの過ごし方が難しい。前記の「いやおうなしに」というのが無くなるので、よほど自分に何か仕掛けをしておかないと特に「脳への刺激」が不足するだろう。この老化というのは神の摂理であり、長寿というのは実はこれにそむく事なので、長寿を望むものはよほどの覚悟が必要なのだ。人間皆老化して死んでいかなければ地球上大変なことになる。本当に神様のお決めになった事は凄い。これに逆らって最低90歳を当面の目標と定めたとすると、これは容易に達成できることではない。日本テレビのみのもんた氏司会「おもいきりテレビ」で日本各地の長寿者の郷を訪ねてその「秘訣の食」を見つける、番組をいつも見ているが、ここで出てくる九十何歳という信じられない元気な人達を見ると、世の中神の摂理に反して?上記の4つの要素を守って生き切っているすごい人たちに心から尊敬の念が生まれる。こういう方々を「達人」と言うのだ。多分秘訣は簡単なところにある。しかし、常人?はこれが守れないのだ。 The constant encouragement to the brain, as well as the enhancement of muscles, immune systems and bone quantity is the most important function to keep long and healthy life. These four functions relates with each other. The lack of one in the four functions causes in the acceleration of the degradation.

長寿と老化 Aging & Longevity 


花咲爺の落書帳