入試などの面接で上記のようなやりとりがよく成されるが、これは間違いだと思う。「ええ、自分の専門分野などの話題なら若干は・・。」という答えが正しい。あるいは「ええ、日常挨拶程度は・・・」というのなら良い。日常英会話、というのは多分その国のテレビやラジオ、奥さんのおしゃべり、などにみられるものであるが、これはさっぱりわからない。それもそのはず、話題は多岐にわたり、最もホットな話題について、隠語やはやっている省略言葉などを交えて本当の英語が飛び交うので、よほどの素養がないと分かるはずが無いのである。国際会議などで、昼間のセッションに参加してプレゼンテーションを聞いたり、質疑応答は少し分かったような気がして、俺もまんざらではないな・・・。なんて悦に入っているとき、夜のDinnerになって、奥さんが参加して会話が始まったらさっぱりわからなくて落ち込む・という経験は度々ある。昼間のセッションは専門分野だから背景を理解している上に、英語の中には自分のよく知っている専門用語や、ラテン系の長い単語が多く使われるので理解できるわけである。始末に悪いのは、go、get、make、take、等の本来の英語と前置詞が組み合わされた言葉が一番理解しにくい。奥方参加のDinnerの席で一矢報いるには、頃合を見計らって(これが実は至難の業なのだが)趣味などで自分の得意分野の話題を出して、座の会話を自分の有利な分野に限定させることである。こうすることによって、2−3分かせげるが、話題はすぐ、自分のわからないところに飛んでいってしまう。
The conversation for daily topics, eg. colloquial language, includes various words such as the newly invented word, words spoken in the limited area, fables, slang. Therefore, this is a junle of the language that the foreign persons are not good hand at.

英会話はできますか? 「ええ、日常英会話程度は・・」 この答えは間違いでは? In fact, the conversations for daily chatting will be the most difficult for foreign persons.


花咲爺の落書帳