埼玉県の杉戸農業高校の学園祭は、あるEventでお客さんが大入り満員とのこと。なんと教材?の ぶたさんに、芸を仕込んで披露しているという。テレビの4Chで見たのだが、豚が「お手」、に続き「お代わり」で逆の手を差し出す。「お座り」、大勢のお客さんが来てくれて嬉しいね、と言うと首を振る、と言った素晴らしい芸なのである。これを見たとき、また豚班の生徒(少年、少女)が忍耐強く芸を教えた過程がTVで紹介されたとき、本当に感動した。またまた、当世の若者に希望が持てるなと安心した。これを取り上げたTV局にも感謝するが、ユニークな着想を忍耐強さで実現した少年達の存在に感謝するのである。そしてここでは「本当の教育」が成されているのだな、と確信できるのである。さすが日本の食文化を守るべく頑張ってくれている農業高校である。豚班の清清しい若者達を心から尊敬できる。ここで成されている教育実験は極めて大きなことを示している。

現在、携帯電話文化がゆきすぎて、人々は時間の使い方の「効率化」ばかり追求していて、すこしの待ち合わせ時間も許さない状況が生まれている。少し待たせると我慢できないという人が増えている。これらが嵩じて「我慢できずにすぐ切れる」人が多くなっている。この高校でやっていることは、一見非効率の極致である。専門家も「豚に芸? 教えられても複数なんて考えられない」と言っている。一頭の豚に「お手」や「お座り」と複数の芸を教える困難、忍耐力維持がいかばかり大変か、この専門家の言で分かるのである。非効率の中に大きな意義を見出すことの出来る人こそ、やるべき正しいことを自分で発想できる人ではないだろうか? 次代を担える本当の人ではないだろうか?
Hanasanajii have greate respect and thanks to the young students of Sugito agricaltural high school in Saitama Prefecture who have been trainning PIGS to teach performances. Recently, it is reported that there are many young peoples who are easily loose patience to the potential crime actions. This would be due to newly developed culture of much precise time controlling using mobile phones. To teach pigs performances should need very longer time and incredible patience. Hanasakajii believe that only the persons who can find the value/meaning in the inefficiency can find the right way to the future based on the international friendship.

素晴らしい青年達の存在を知って、心豊かになる花咲爺です。  A performing pig with his(her?) teachers is greatly praised in the school festival. October 31, 2002


花咲爺の落書帳