花咲爺の落書帳
久しぶりにNHK総合TVの「課外授業-こんにちわ先輩」を見た。イラストレーターMAYA MAXX女史がご担当で、母校の小学校6年生
に絵の授業をするのだが、社会で活躍する一流のアーティストのすばらしさとともに、上手なてほどきにより、凡人がすべて非凡人になる
ことを目の当たりにした。 誰でも新しいことへのためらい、恐怖のようなものがあるので、まずそれを「難しく考えないように」たくみに解き
ほぐし、初めの一歩を手ほどきすることにより、全ての人が目から鱗が落ち非凡な人に生まれ変わるのである。MAYAさんの場合は、
体育館に巨大な紙を敷き、クラス全員に太い筆と墨でそれに1本の線を好きなように書かせることから生徒を巧みに指導された。60歳を
はるかに過ぎた花咲爺も大いに参考になった。学校はこういった本質を逃さない教育ができる態勢を作って欲しい。本当の教育を受ける
機会がなく、優れた子供たちが凡人のまま終わるケースがあまりにも多いとおもう。 優れた先輩に手ほどきを受けられる子供たちは幸せ
である。 子供は誰も、優れた教育を受ける権利を有している。