参考ページ::http://www.mmjp.or.jp/mekong/books/travel/000201/travelbook.htm
南寧で機関車交換?
中国内陸部の都市、南寧駅舎
エピローグ:ドンダンからは何故か2両に1等客はつめこまれ、我々のコンパートメントは英語を教えながら世界を旅しているアメリカ人フリーター、ドイツ人青年の2人が同室となりぎっしり。会話は楽しんだが、私は欧米人はもうノーサンキューで、アジア人が好きです。

 今回はソフトスリーパーによる大名旅行であったが、私の夢は、ハノイ-北京、ハノイ-雲南省昆明間の普通列車の旅である。 ベトナム語、中国語、英語、日本語などの片言で乗り合わせたアジア人と話しながらの珍道中をいつの日か楽しむことである。

北京について聞いた友人の話では、南寧というところは不思議な人々の住むところで、言葉も違うし、とてもかわった人種の国」という印象を中国人(漢人)は持っているとのこと。 南寧の方言」という本が出版されている。
ベトナム人で有名会社勤務のOL、Ngoc Diepさん。英語がすばらしく上手。
窓の外をぼんやり眺めていたら彼女が話し掛けてきて、色々Talk。人畜無害人の役得?
北京に遊びにいくとのこと。ベトナム人は優秀で礼儀正しい人が多く、どの人も心から好きになれる。嘘が無い。
少数民族チワン族自治区の首都・南寧駅に到着、乗客はあまり降りない。
早速ポーターがやってきて、荷物をを持っていった。確か1個10元、160円。この彼が親切で、英語の判る人が居そうなところに次々案内してくれた。中国人ポーターはは何となく怖い。ところがこれが親切な人で・・・・。
朝になった、すごい霧だが、窓の外は写真で見た桂林のおもむき。
窓の外は農村風景。水牛が多い
ここで北京行き中国側の列車に乗り換え。2時半頃まで入国手続き・税関検査などで、寝られず。田舎の税関吏は自分の興味のため荷物検査に異常に熱心でまいる。
20時頃ベトナム人おばちゃんがカップヌードルを売りに来た。自分の歯でスープの袋を噛み切り、作ってくれる。つばきでだしの効いたスープの美味なこと!?
ドンダン駅の構内、出口は閉まっていて、乗客は外へは出られず。1時間以上滞在。
24時過ぎ、ベトナム国境ドンダン駅で出国手続き。時間がかかることかかること。
1等寝台(ソフトスリーパー)の中、荷物荷物
1等寝台車の通路、結構清潔。この日は空いていて、我々のコンパートメントは2人だけ。ラッキーなのか、触れ合いが無くさみしい」というべきか。
ハノイ駅ホームの売店
薦めに応じて久しぶりに靴を磨いてもらった。50円くらい。丁寧丁寧
国際列車の切符カバー、ハノイからドンダン経由、南寧まで44300ドン約4500円
いよいよ越南鉄道列車に乗り込む。大変な荷物の量。列車の旅には不向きなことおびただしい。
切符売り場、国際切符はここで買うことが判った。
ハノイ駅
ハノイ発北京行きの国際列車は週に2本、火曜日と金曜日の18時50分に出ている。列車はハノイを出て、国境の町ドンダンで中国の列車に乗り換え、南寧、桂林、長沙、漢口、石家荘などを経て北京まで約3000Km3泊4日の旅である。我々は今回は南寧までの旅である。
仕事の予定がはっきりせず、列車の予約もしていない旅であったが、列車の切符はパスポートを見せて本人が購入に出向かないと難しいと思われる。国際列車の切符の買い方、料金、売り場など、ホテルの人間でも知らない人ばかりで、切符の売り場までたどりつくのに、ベトナムの人を連れて行っても、あしかけ2日を要した。
結果的には運良く乗る日の朝売り場で切符が入手できた。ドルが通用するベトナムでも、駅での支払いはドン以外はだめである。確かに公式機関ではドルはまずい。 今回の結論は日本から予め列車の切符は入手できないであろう」ということである。売り場の係員の横柄な態度からは、パスポートのコピーのみで切符を売ってくれるとは思えない雰囲気であった。
ハノイから中国・南寧、国際列車の旅