余剰電力
電力の流れ
太陽光発電所と商用電灯線の結線状況を図に示す。イメージとしては、自宅の電気機器は全て太陽光発電所に繋がっている。昼間、太陽光ががんばってくれれば、自宅の電気は全部太陽光発電所からの電力でまかなわれるほか、余剰電力は電力会社の方向に流れ、その電力量は売電メーターで積算される。売電メーターに積算された電力は電力会社で検針され、お金が預金通帳に振り込まれる。これが売電である。このとき、買電メーターは止まっている。

一方、夜になって太陽光発電所がお休みになると、自宅で必要な電力は電力会社の方から流れてくる。この電力量は買電メーターで積算され、電力会社で検針の結果電気代として預金通帳から引き落とされる。これが買電である。このとき売電メーターは回転していない。

また、雲のある晴天時など、太陽光発電所の電力と使う電力が同じばあい、自宅の電力は完全に太陽光発電所だけで賄われ、このときは、買電、売電メーターとも動かない状態が出現する。


何故電力会社は余剰電力を買ってくれるのか?
電力会社は国民の電力エネルギーの供給に責任を持った事業体で、かつ地球温暖化の元凶であるCO2の削減を会社の社是としており、原子力エネルギーの他、自社で太陽光発電や風力発電をを積極的に導入する一方、個人や法人や自治体が太陽光発電などのクリーンエネルギーの発電所を建設したばあい、余剰電力を積極的に購入してくれるシステムを確立している。

平成14年11月7日、東電の検針員のおばさんが来たので確認したところ、売電メーター(東電の人は買電と言っていた)と買電メーターの両方を検針すると言っていた。
2、買電と売電のしくみ
花咲太陽光電力発電所