Classic Guitar

ここではボケ防止のため始めたクラシックギターについて気ままに紹介していきたいと思ふ。

Guitarという楽器について

ギターはバロック時代、リュートという楽器から生まれた弦楽器です。音楽のジャンル、演奏スタイルに合わせて現在では色々な形のギターがありますが、その特長はメロディーと和音が同時に出せることです。この特長を備えている楽器は、他にはピアノ、琴、ハープ、などほんの数種類しかありません。もちろんギターの兄弟のようなウクレレやマンドリンなどもある程度この特長がありますが、ギターのように自由にメロディーと伴奏を使い分け、同時にだせるわけではありません。また、ギターは多彩な音色をだすことが可能で、名手の演奏にかかれば交響曲を聴いているようだとも言われるくらい、ひとつの楽器での音楽表現能力・機能は大きなものがあります。

演奏法上の特長

楽器の特徴は一見バイオリンに似ていますが、大きく違うところは、ギターの「さお」には半音毎にフレットと呼ばれる仕切りがあり、バイオリンには無いことです。これにより、ギターの演奏を行う上で、絶対音感は不必要で、弦さへ正しく調弦されていれば、確実に正しい音が選べます。一方バイオリンやチェロなどはフレットが無いため、絶対音感が無いと音を出していても音楽にならないのです。それではギターの方が演奏方法が易しいか?と言えば、必ずしもそうではなく、間違うときには確実に半音ぶん間違うので、誰の耳にも間違ったことがわかってしまいます。またしばし左指はフレットの上に落ちて、死んだ音しか出ない、ということが起こります。一方バイオリンの方は指を正しい位置に下ろし間違っても、「ごまかし」が効く、ということもあります。ギターはこのように優れた楽器であるだけに、高度な音楽を表現するための技法は多岐にわたります。演奏効果の大きい曲を弾くのはお世辞にも易しいとは言えないでしょう。しかし、基本を身に着ければ簡単な曲はすぐ弾けるようになります。そして、クラシックギターの技法は全てのギター音楽のテクニック上の基礎と言って良いでしょう。

いくらくらいのギターを買えば良いか?

「ギターは4本の左指で弦を正しく押さえられてなんぼ」の楽器なので、本当のことを言うと安物のギターではこれがなかなかうまく行かず上達を妨げます。初心者がある程度の壁を越えられないのは安物の楽器を買ったからで、本人が下手ではないのです。実を言えば、初心者ほど左指の運指がやりやすい高級ギターが必要なのですが・・・。そうも言っておれないので「えいやっつ」で次のようにコメントします。もし、簡単なコードを覚えて簡単な歌を弾き語りするのを主目標とするならば、2−3万円のギターでもOKでしょう。しかし、タルレガやジュリアーニなどバロックの素晴らしい練習曲もやってみたい、となれば一応5万円から10万円程度の予算を出されることをお奨めします。現在は良い時代で、良い楽器が安く買えます。上を見れば切がありませんがね。先日御茶ノ水の黒沢楽器店に久しぶりに行ったところ、10万円だせばスペイン製のそこそこ良い楽器が買えることがわかりました。爺もそのうちに1台欲しいっ!

爺の このギター教室? のこと

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爺はプロのギター弾きでもないし、楽典を系統立てて教授する能力も無いし、ここでは爺が習ったギター音楽について、常々感じたことを気ままに、断片的に紹介していきたい。サーバー容量の制限も気にるが、なるべく実際の演奏を紹介して、ギター音楽についての話題提供となり、それによりもし、友人ができれば望外の幸せです。なお仕事の合間にすることなので、アップロードはなかなか進まないと予想はされます。対不起。